[ActiveDirectory運用]一般ユーザがドメイン参加させられるPCの台数制限について(1ユーザ10台)

PCドメイン参加時の台数制限

ADの運用を開始して、つまづくであろうポイントについて。 一般のユーザ権限でPCをドメイン参加させる際、台数制限があるのはご存知ですか? 一般ユーザの場合、1ユーザにつき10台までとなっています。

【Active Directory】一般ユーザーがドメインに参加させられるPCの数は10台

台数制限は簡単に設定変更ができるので、制限をなくせばこの問題は簡単に解決です。

制限数を変更する方法

ファイル名を指定して実行から[adsiedit.msc]を入力し、 ADSIエディターを起動します。

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プロパティを開いてms-DS-MachineAccountQuota属性の値を修正すればOKです。

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[制御の委任]コンピューターオブジェクトの作成権限を割り当てる

しかし、今回利用しているAmazon Directory Servise(MicrosoftAD)にはms-DS-MachineAccountQuota属性の変更ができないようです。 ※公式のドキュメントで確認をしたわけではありませんが、実際の画面上にそのような項目はありませんでした。

というわけで別の策を講じます!

[制御の委任]という機能を使って、あるグループにコンピューターオブジェクトの作成権限を割り当てることにします。 グループは任意のもので構いません。

ユーザーとコンピューター > 対象のドメイン配下のUsersにカーソルを合わせ > 操作 > 制御の委任

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オブジェクト制御の委任ウィザードが開始されます。

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追加したいユーザ、グループを選択し、次へ。

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委任するカスタムタスクを作成する へチェック。

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フォルダ内の次のオブジェクトのみ をチェックし、[コンピュータオブジェクト]をチェック。 選択するオブジェクトをこのフォルダに…の二箇所にもチェックを入れてください。

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[アクセス許可] (全般)にすでにチェックが入っています。プロパティ固有にもチェックをいれ、読み取り、書き込みにチェックを入れます。

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完了です。 dsadd

追加した権限は対象グループのプロパティ > セキュリティ情報から確認可能です。

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セキュリティ情報が表示されない場合は、表示 > 拡張機能をチェックすると表示可能となります。

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補足情報

既に前述していますが、今回の作業環境は[Amazon Directory Servise(MicrosoftAD)2008R2]です。